Question - JPCに入社するまでの職歴などについてお聞かせ下さい。
専門学校を卒業後、語学を生かしたいと考え、中古の建設機械を輸出する商社に就職しました。貿易の知識はそこで学びました。
同社に6年ほど勤務した後に、結婚、出産のために、退社しました。今でこそ、産休や育休の制度が充実している企業が増えていますが、当時はまだ多くはなかったですね。
外で働くのが好きなので、子どもの手が離れたのをきっかけに派遣勤務で上記とは別の会社に勤めました。その後さらに、貿易の仕事をさらに深くやってみたい、また長く勤めたいと考え、JPCに正社員で入社しました。
Question - 現在の部署の業務内容およびご自身の仕事を紹介してください。
バックオフィス部門は、お客様のニーズに合った中古車の仕入れから船積みまでの手配を行います。私はそのうち、シッピングチームで、車両の輸出の手配を行っています。
一口で輸出の手配と言っても、ヤード(保管地)の手配や船の予約、輸出通関書類の作成など、幅広い業務があります。また国や地域によって中古車輸入に対する規制などが異なるため、それぞれの知識が求められます。
さらに新車の輸出と異なり、中古車は内外装の傷やエアコンやエンジンの不調などが起こりやすいという特徴があります。オークション会場ではわからなかった不具合が、輸出直前に発見されることもあります。たとえば、オイル漏れがあると、そのままでは船に乗せることができません。そのような場合、当社の営業部門のスタッフに連絡をするとともに、お客様の要望を聞きながら、スピーディーに適切な対応を取らないと、船積みが遅れることにつながりかねません。
さまざまなトラブルが起こったときにどのような選択肢があり、よりベターな方法は何なのか、関係各所とコミュニケーションを取りながら、その手配も進めていきます。「場数を踏む」というか、過去の経験が生きることも少なくありません。
Question - 業務において、ご自身が工夫している点や、大事にしていることがあれば教えてください。
当社は、外国人スタッフが多く、陽気でフレンドリーな会社だと感じています。ただ、事業が急速に拡大しており、この2年でスタッフの数が2倍に増えました。その分、コミュニケーションが大切だと感じています。バックスタッフ部門は、車両の動きだけに気を取られがちで、お客様の声などが届かなくなるおそれがあります。定期的に営業部門のスタッフと情報交換を行い、お客様のニーズやご要望などを伺い、業務改善に役立てたいと考えています。
Question - JPCの社風や雰囲気はどうですか?
チームで力を合わせて、みんなで業務をこなし課題を解決しようとしています。ビッド業務のアルバイトさんが忙しくなると、社員がヘルプをするといったことも自然に行われます。女性にとっても働きやすい会社です。学校の行事などの都合も聞いてくれます。職種や社歴、性別にかかわらず、改めるべきことがあれば意見を言い合い、改善しようとする会社だと思います。
Question - 今後の目標を聞かせてください。
当社はベンチャー企業だけに、一人ひとりへの期待も大きくなります。若手社員の育成が急務だと感じています。現在は、私など貿易業務について経験のあるスタッフが、OJTを通じて必要な知識を教えることがほとんどです。今後さらに経験豊富な社員のナレッジを可視化し、形式知にすることが必要になると考えています。業務のマニュアル化などをさらに進めていきたいと考えています。
また、新たなサービス創出などにも、早くからかかわることができるのも当社の魅力です。海外のオークション会場と提携し、海外で落札した車をそのまま海外のお客様に販売する事業も計画されています。バックオフィス部門も新しい業務が生まれそうで、今から楽しみです。
Question - 最後に、就職活動中の学生、特に女子学生の皆さんにメッセージをお願いします。
私も就職活動時は何社も回りました。また、再 就職の際にも数多くの会社の面接を受けました。皆さんも、苦労や大変に思うことが少なくないと思いますが、前向きに活動してください。
女子学生の皆さんには、ぜひ、自分の枠を狭めず、いろんなことに挑戦してほしいと思います。そして、いつでもあきらめないで挑戦してください。「女性だから、無理」、「もう30歳だから」、40歳だから」と考えたとたんに、そこで終わってしまいます。あきらめずに続けていると、必ず道は開けると思います。もちろん、一人では不安なこともあるでしょう。周りに相談できる先輩がいるといいですね。JPC には、何でも相談できる女性スタッフもいます。女性の活躍の舞台も多いです。ぜひ、門を叩いてみてください。