Question - JPC を就職先に選んだ理由はどこにあったのでしょうか?
大学を卒業後、デザイン事務所にデザイナーとして勤務した後、組織人事コンサルティングの会社に転職しました。コンサルタントの業務を通じて組織づくりやマネジメントの仕事に興味を持つようになりました。
JPC を選んだのは、マネジメントポジションの募 集だったことです。さらに事業や社員構成にも関心がありました。ベンチャー企業としての、まだできあがっていない面白みがあり、多国籍の社員と一緒になって会社を成長させることができるのではないかと感じました。
Question - JPCのバックオフィスとはどのような部門なのでしょうか?
バックオフィスはお客様からの依頼に基づき入札を代行するとともに、落札した車両をお客様のもとに届けるために、車両そのものや書類などの管理を行っています。具体的には、オークション会場から港までの陸送、船積み、通関のほか、これらにともなう必要な手続きなども行います。「バックオフィス」という名前ですが、決して裏方」的存在ではありません。お客様からオーダーを受けた後、ほぼすべての業務を担うといっても言い過ぎではありません。
まず重要なのがスピードと正確さ。オークション会場では、何台もの車が次々とオークションにかけられ、落札されていきます。私たちはお客様に代わって「ビッド」と呼ばれる入札を行いますが、お客様のオーダーよりも高い価格で落札してしまうと、その差額は当社が負うことになります。逆にお客様のオーダーよりも安い価格で落札できたのに、タイミングを逸してしまうと、当社だけでなくお客様のビジネスチャンスを失うことにもなります。国や地域によっては、日本の 1 万円がその国の月収にも相当するところもあります。少しのミスが大きな損失につながりかねないため、気を遣います。
Question - JPCに限らず、ミスビッドはオークションに参加する業者にとって大きな課題の一つだそうですが、どのような取り組みをしていますか?
当社ではビッドは主にパートやアルバイトの社員が行っています。女性のビッダーもたくさん活躍しています。女性のほうが瞬時に判断でき、マルチタスクもこなせると言われています。
「ミスビッドゼロ」を実現するのは、なかなか難」しいと言われていますが、当社では業界の常識を覆す取り組みも実現したいと考え、さまざまな取り組みを行ってきました。ミスが起こるのはどのような時なのか、経験の差によるものなのか、業務そのものがミスを起こしやすいのか、といった分析を行い、ひとつずつ解決していきました。現在はできるだけ二重チェックができるよう、業務を見直し改善し、ミス率も大幅に低減しています。
Question - ベンチャー企業では、そのような業務改善の取り組みが後手になりがちです。JPCでは早期から積極的に実践していますね?
ミスビッドゼロ」に限らず、組織やプロセスに課 題があるなら、それをどうすれば改善できるかをみんなで考え実行しようとするのがJPCの特長だと思います。改善のためにはシステムを改める必要があるのか、人員を補強する必要があるのか、あるいはそもそも業務プロセスから抜本的に見直す必要があるのか、社長やマネージャーだけでなく、スタッフ一人ひとりが意見を言いやすい雰囲気があります。もちろん、いいアイデアなどがあれば社歴に関係なく採用してくれます。
私自身も、スタッフの声に耳を傾けるだけでなく改善スピードの向上やモチベーションのアップのために何ができるか、日々考えています。入社した動機どおり、それをマネージャーとして実行し、達成できたときのやりがいは、他の企業ではなかなか味わえないと思います。
Question - JPCでは外国人の社員も多いですが、チームのコミュニケーションはどのように行っているのでしょうか?英語力は必要ですか?
営業部門のスタッフは、母国語のほか、原則として英語が話せます。日本語が話せる者も少なくありません。バックオフィスのスタッフと営業部門のスタッフは日常的に会話をしていますが、言語は。英語半分、日本語半分といったところでしょうか。これから入社する人も、英語は話せるにこしたことはありません。
フロアを少し移動すれば顔をつきあわせることができる距離にいますが、さらにコミュニケーションを活発にするために社内向けSNSなども活用し「ています。入社時は英語が不得意でも「学びたい」という前向きな意欲があれば、ネイティブといつでも会話でき、上達できる環境があります。
Question - これから入社する人にどんな期待をしていますか?
業務をこなすだけでなく、それを通じたマネジメントや業務改善についてもぜひ取り組んでほしいですね。効果があると思われる提案や企画はどんどん引き上げ形にします。向上心があり、前向きな人の参加を待っています。