Question - JPC を就職先に選んだ理由はどこにあったのでしょうか?
学生時代に海外留学の経験があり、できれば海外との接点がある仕事がしたいと考えていました。実は、私は学生時代、システムを専門的に学んだことがありません。当社に入社したときも、海外のお客様を担当する営業職を希望していました。入社してすぐに社長から「システムづくりの仕事をしてほしい」という話があり、面白そうだと思って引き受けました。今思えば、受けるほうも受けるほうですが、依頼するほうも依頼するほうですね。たとえ未経験であっても、手を挙げる人にやらせてみるという社風は、創業当時から変わりがありません。
Question - JPC は顧客の利便性の高いサービスに定評がありますが、その多くがIT技術によって支えられていますね?
当社は日本国内にある数多くの中古車オークション会場と連携し、海外のお客様に向けて輸出を行います。かつての中古車の輸出ビジネスは主に電話を使って取引を行うような属人的なビジネスも珍しくありませんでした。最近になって、ITの発達により、海外のお客様がデスクにいながらにしてオーダーができるようになりました。
様々なシステム、たとえばお客様のオーダーの進捗や購入資金の管理ができる画面など、業界に先駆けて開発しました。当社のような規模の企業ではIT化の実現が事業化を左右することがほとんどです。その点では、自分の取り組みが会社の事業の柱を生み出しているという達成感があります。
Question - 一般的な開発会社と JPCのシステム部門の違いや面白みはそのあたりにありそうですね?
確かにそのとおりです。自分がやったことが事業に貢献しているやりがいがあります。具体的な数字でも、それを感じることができます。たとえば、中古車を輸出する際には、所定の手続きを行うことで、預託されたリサイクル料が返還されます。ただ、書類作成は意外と手間がかかり、通常、中古車輸出業者はアルバイトや派遣社員を雇ってそれをこなしています。そこで当社ではボタン一つで書類を作成できるシステムを開発しました。これにより多くのコストを削減することができるようになりました。
開発会社に入社しシステムエンジニアとして仕事をする場合、どうしても、チームの一員としてプロジェクトの一部を担当することになりがちです。それに対してJPCなら、企画から開発、運用まで一貫して手がけることができます。さらに、社内の営業担当者やバックオフィスのスタッフ、お客様が便利になった」と喜ぶ声を直接聞くことができます。システムエンジニア本来の楽しみがあります。
Question - これから入社する人にどんなことを期待していますか?
当社のシステム部門は、基幹系システムから顧客向けサービス、インフラ全般における開発、保守運用までを担います。その点では特定の範囲の業務に特化するよりは、プロダクトマネージャーの立場で、ベストなソリューションをつくってほしいと思っています。
PM(プロジェクトマネージャー)という言葉を聞いたことがあっても、プロダクトマネージャーは聞き慣れないかもしれません。ひとことで言うとプロダクトにおける「プチCEO」です。アサインされたシステムプロダクトの方向性や品質を決める立場になります。
JPCにおいても、これからさまざまなサービスにおけるシステムプロダクトを提供するために、複数のプロダクトマネージャーを育てたいと思っています。ITの知識については、入社してから身に付ければいいのです。私自身はほぼ独学で学びましたが、これから入社する人たちにその苦労をさせるつもりはありません。研修なども含め、入念な育成を行っていくつもりです。
Question - JPC は急成長しているものの、発展途上のベンチャー企業のような雰囲気がありますね?
はい。そこは大事にしたいところです。できあがっていないものをつくる苦労はありますが、その分の手応えがあります。私も、会社と一緒に成長していると感じます。お客様がいる国や地域もどんどん広がっていま。最近では、オークション代行だけでなく自社で仕入れ販売する事業もスタートしました。もちろん、そのためのシステムやWebサイト、面白いことがどんどん降ってくるような環境です。さらにJPCなら、自分から提案しシステムをつくることもできます。それ、いいね!」となれば、比較的自由にやらせてくれる社風もJPCの特長です。
これから入社する人にも、「この業務はシステムでもっと効率化できる」、「こんなことをやりたい」といったことがあればどんどん伝えてほしいですね。その実現を応援します。ぜひ、チームの一員に加わってほしいと願っています。